登島 亮,技術部

技術部総合職

2015年入社

より高精度な選別処理を目指す研究

混合廃棄物からの選別残渣(篩下)をさらに選別するための研究開発を担当しています。現状の処理プラントではこれ以上選別処理できず、埋立処分されてしまう篩下に対して、例えば、可燃物が何割含まれているか、風を当てた時の選別精度など、篩下の特性を日々調査することで、篩下の新たな選別方法を追求し、最終処分場への埋立量低減を目指しています。

Interview1


大栄環境を選んだ理由

スケールのデカすぎる仕事

私は環境系の会社や製紙会社を中心に就職活動を行なっていました。特に、私が大学で取り組んでいた廃木材からバイオエタノールを製造する研究と同じバイオエタノール製造プラントを、大栄環境が所有していることを知り、先進的な企業だなと興味を持つきっかけとなりました。さらに、会社見学を通じ、国内有数の大きな管理型最終処分場を所有していることや、そこに次々と搬入される廃棄物の物量を目の当たりにして、社会基盤を支える大栄環境の仕事に魅力を感じました。様々な処理プラントを所有し、日々、何万トンもの廃棄物を適正処理している大栄環境で、私もスケールの大きすぎる仕事で社会に貢献したいと思ったのが選んだ理由です。

やりがいを感じる時

Interview2


やりがいを感じる時

研究開発では、研究室でのテストにとどまらず、各事業所で運用中の処理プラントに設置している選別機をお借りして、実機での選別テスト行うことがあります。運用中の処理プラントを一時停止させてテストを行うため、協力していただいたプラント担当者に対して、テスト計画や結果考察の報告を十分に行うように努めています。このテスト報告がきっかけで選別機の運転方法を調整し、処理プラントの選別精度向上といった業務改善につなげていただいたときなどは自分の仕事にやりがいを感じます。

仕事上で苦労した点

Interview3


仕事上で苦労した点

技術部での研究開発は、ここ最近、チームを発足させて取り組んでいる新しい業務です。そのため、テスト方法をイチから考えたり、そろっていない実験道具は自分で作成したり、実機テストの際には各事業所の目上の担当者に協力を依頼したりと、試行錯誤の連続なかでテストを行っています。手探りな作業になることが多く、自分が今やっていることが、果たして正しい方法なのか不安になることがあります。ただ、自分ひとりで考え込まずに上司に相談し、「こういう場合は、~したらいいよ」といったアドバイスや、「これなら〇〇事業所の○○さんが詳しいよ」と担当者の紹介をしていただけるので、非常にありがたいです。

今後の目標

Interview4


今後の目標

様々な選別機を組み合わせて、自分オリジナルの「篩下精選別プラント」を大栄環境に導入することが私の目標です。特に、メーカー側が提案する既存の選別機を取り入れるのではなく、私の研究結果を反映させた篩下専用の選別機を考案し、目標の篩下精選別プラントに導入できれば嬉しいです。篩下の精選別によって、最終処分場の埋立量を減らすことは、社内でも「永遠のテーマ」と言われているほど、先の長いチャレンジングな目標です。そのなかで、目標に向かって日々行っている篩下の特性調査を着実に進めていきたいと思います。




(2017年取材)

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